- 吉田 健
給料と相対性

昨日の夜はラグビー日本代表の試合を自宅で観戦 熱くなるいい試合でした。
台風で被災された方々を勇気づけられたのではと思います。
予想通りに不合理(ダン・アリエリー著)という行動経済学の本からの話です。
あなたが従業員から社員から給料のことで文句を言われたことはありませんか?
相対性は人生における決断を助けてくれることもありますが、とんでもなく惨めな思いにさせられることもあります。なぜなら嫉妬やひがみは自分と他人の境遇を比較するところから生じるからです。
ある会社の経営幹部が社員から給与を上げてほしいという相談を持ち掛けられた際に
こんなやりとりがあったそうです。
経営幹部
「今の給料に何の不服があるのか?」
従業員
「デスクが近い同僚二人が働きぶりが変わらないのに、自分より多くもらっている・・・」
そこで、こんなやりとりをしました
著者
「もし、社員の給与データベースが会社中に知れ渡ったらどうなるると思いますか?」
経営幹部
「全員が全員の給与を知ったら大惨事でしょう」
給料の多さと幸福感との間には、強い関連性はないはずなのに、わたしたちがより高い給料を求めるのは、「単なる嫉妬」でしかないそうです(幸福度が1番高い国は所得の低いブータンです)
給与に関する不満が出てこないようにするためには、社内外の人たちとの給料を比較するところに意識がいかないようにするしくみづくりが必要です。
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。