- 吉田 健
目標を「数値化」「文書化」させる

From 事務所から
昨日に引き続き、いまできの部下を動かす39のしかけ(三笠書房 池本克之著)からです
仕事をするうえで「目標を立てる」ことが大事であることは言うまでもありません。
上司が若い部下に指導しなければいけないのは、「目標の立て方」でしょう。この目標設定次第で、仕事の任せ方も変わってきます。
高過ぎず、低過ぎず、適正な目標を持たせるのも、部下を育てるための大事な要素です。
「背伸びをすれば何とか手が届くかも」と思うラインが最適です。
そして部下に最適なラインの目標を設定させるのが上司の腕の見せ所です。
その時のポイントとして、部下に可能な限り数値化をさせ、根拠とともに提案させるのです。例えば
「広告の反応率が20%伸びているので上半期はここまでやれるはずです」
「広告の反応率が伸びたのはなんでかな?」
「WEBサイトがスマホ対応になったことが要因です」
こうした根拠を聞き出し、目標設定にOKを出すか判断をしていきます。
いまどきの若者は自信がないので、目標を低く設定することが多いです。その場合は「いまのあなたならこのくらいの数値は達成できるので、達成する方法を一緒に考えよう」といった感じで、上手に導けばいいのです。
こうして最適な目標がたてられると、いい意味での緊張感を持つことができるようになります。
また、目標をたてる場合は文書化しましょう。なぜなら目標は上司と部下のいわば約束だからです。その約束を文書化しておけば評価の際にも曖昧にならずスムースに進められます。
部下に適切なモチベーションを保つフォローも上司の重要な役割だと思います。
今日はこのへんで 明日は、部下を次なるリーダーにするについてお伝えしていきます。
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。