- 吉田 健
情報共有がもたらす行動と信頼

From:事務所から
引き続き社員の力で最高のチームをつくる(ケン・ブランチャード著 星野佳路監修)からです。
行動のために情報を!
情報を提供すれば、奇跡が起こる
具体的には
・情報が全員に共有、お互いの信頼が生まれたら、目標を高く引き上げることができます
・現状から最高到達点まで引き上げたいと伝えるとその意味を理解してくれます
・必要な時に必要な情報が共有され、力を合わせて問題を解決し、進歩を実感できます
これらはカイゼンと同様の効果であるが、もっと大事な点は継続的イノベーションであること つまり
すべての失敗は能力を高める機会である
会社でミスがあった時には誰の責任?となるが、この考え方が全てを台無しにする
なぜなら、継続的な改善・イノベーションを望んでいるのに失敗を責めたらイノベーションの機運をつみとってしまいます
一方でリスクを取ること 失敗をすること 過去のやり方を変えようとすることを許せば社員は学習し、大いに能力を発揮してくれます
失敗という言葉の定義が「悪い」「間違い」から「チャンス」に変わることで強い責任感をもって行動するようになる
失敗を責められると人は自分を守ろうとします 非難の矛先をかわそうと失敗をもみ消そうとします そうすると学ぶべき価値のある情報を遮断しようとします
組織のなかで100%能力を発揮してもらおうとするならば、情報を共有して失敗をおそれる要素を取り除かなければならないです そして職位よりもメンバー各自の専門知識、人間関係、能力、責任ある行動のほうが大きな意味を持つようになります このことは本来人間が持つ優秀でありたいという欲求が呼び覚まされるのです
今日はこのへんで 明日は社員の成長についてお伝えしていきます
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。