- 吉田 健
君のおかげで私たちにこんないい変化があった

From 事務所から
昨日に引き続き、いまできの部下を動かす39のしかけ(三笠書房 池本克之著)からです
部下の褒め方で悩んでいる上司が多いそうです。
何をどう褒めればいいのか?
例えば部下に仕事を任せたとします。そしてその部下がその仕事をよくやってくれたとします。その時にあなたに起きた変化を伝えるのです。
たとえば
「よくやってくれた」
「君がよくやってくれたおかげで私は助かった A社への対応に力を注げたよ」
というように伝えるのでは、どちらを相手は認められたと感じるでしょうか?
断然後者でしょう。何か特別なことを言っているわけではなく、自分に起きた事実を伝えているだけです。うまく褒められなくて悩んでいる人も、これなら簡単にできるはずです。
伝える側が「あなたの仕事でこんな変化があったんだよ」というと、そこにはリアリティがありますし、結果的に「君の働きを認めている」というメッセージとして部下の心に響くわけです。
こうしたメッセージの伝え方はIメッセージと呼ばれ、よりよい人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルとして使われています
また自分の周りに起きたよい変化を伝えるのはさらに有効です 最近の若者は、人の役に立てることに喜びを感じるので、どんな小さな仕事であったとしても、誰かのためになっているのだと知ると、やりがいになるでしょう 全体思考も養えるので部下の視野を広げるきっかけになります
またこういう褒め方は、仕事以外でもあらゆる人間関係に通用します。
「自分はあなたのおかげでこうなった」といい変化を伝えてください。
相手との距離感がもっと縮まります。
今日はこのへんで 明日は、会社・チーム・個人のスコア化についてお伝えしていきます。
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。