- 吉田 健
予測の効果

今日はあいにくの雨ですね 遅ればせながらではありますが、台風で被害に合われた方に心よりお見舞い申し上げます
今日も予想通りに不合理(ダン・アリエリー著)という行動経済学の本からの話です。
あなたが従業員にこんな肯定的な予測をしていますか?
・彼なら期待する成果を出してくれるだろう
・彼女ならいいサポートをしてくれるだろう
・彼らなら自分たちで考えてやってくれるだろう
こんな実験結果があるそうです。ビールの試飲で
Aのビール:バドワイザー
Bのビール:MITブリューという名前のビール
(Aに隠し味にバルサミコ酢2滴を垂らしたビール)
この試飲をするにあたり
パターン1 前もって隠し味が入っていることを知らせていない
パターン2 前もって隠し味が入っていることを知らせた
という2パターンで試したところ、以下のような結果になったそうです
パターン1 MITブリューを選ぶ人が大半
パターン2 バドワイザーを選ぶ人が大半
そこで、試飲をしてもらった後に、隠し味が入っていることを伝えたところ、前者のパターン1の時よりも、よりMITブリューを気にいったそうです
このように予測は生活のほとんどすべての側面に影響を及ぼす可能性があるそうです
そして人生のさまざまな領域において、わたしたちが物事をどう経験するかという部分でとてつもない役割を果たすそうです
従業員が会社に対して、肯定的な予測するしくみをつくることが、エンゲージメントを高める一つの方策かもしれません
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。