- 吉田 健
いまの若者は出世のためには動かない

From 事務所から
昨日に引き続き、いまできの部下を動かす39のしかけ(三笠書房 池本克之著)からです
著者がコンサルティングをしているとある運送会社の話です
倉庫での仕事をさせるにあたり、上司は新入社員に指示を出し、終わったら次の仕事を指示するので報告するようにと伝えたそうです
そうすると一向に報告がない・・・・ 上司が新入社員に問いただすと
「一応報告には行ったが、忙しそうで話しかけづらい・・・」という反応でした
なぜならいまどきの若者はちょっとでも忙しそうと感じたら、もう話しかけるのをためらうそうです
そんないまどきの部下の考えや特徴を知ることが対処法を考えていくうえで重要です
統計調査によると若手社員の6割は出世を望んでいないそうです
その理由は
・ワークライフバランスの取れた生活がしたい
・責任の範囲が広がるのが嫌
・出世をしても給与、年収が上がらない
これは責任を避けているのと同時に、現実を見据えている つまり出世しても責任だけが重くなるという現状をみて割りに合わないと感じています そしてこのことはいまどきの部下を動かし方を考える重要な要素になってくるだろうとのことです。
真面目にコツコツやればいつかは報われるという精神論で若者は動かせない時代になってきたので、合理的なマネジメントを意識する必要があるそうです。
今日はこのへんで 明日は、任せられない上司の共通点をお伝えしていきます
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。