- 吉田 健
「細かすぎる!」というくらいの指示をする

From 事務所から
昨日に引き続き、いまできの部下を動かす39のしかけ(三笠書房 池本克之著)からです
著者によるといまどき部下に仕事を任せるとき、相手が安心して任せられるタイプであっても、任せるのが不安なタイプであったとしても、共通するのは細かく指示を出すことが大事だそうです。
というのは、上司といまどき部下の生活環境が大きく違っているからで、子供にイチから伝えるような気持ちであらゆることを教えないといけないと覚悟すべきです。
例えば、こんな感じです。
「すべてのページのコピーを30人分とる」
「一部ずつ、資料の左上をホチキスで留める」
「会議室の机に、一部ずつ配っておく」
「会議は11時からなので、10分前までには作業を終えること」
但しいまどき部下は与えられた仕事は真面目にこなすので、難しい仕事でなければ2、3回目からは「この前のように資料をコピーして配っておいて」で済むでしょう。なので「最初が肝心」と言えます。
またここまで細かく指示をしなければいけないのは、もともと言葉によるコミュニケーションの3割しか相手に伝わらないそうです。
せめて80%は伝わるように、身振りや手振り、あるいは図や映像を駆使し、より細かく、より具体的に、よりわかりやすく指示を出すことを心掛けてください。
今日はこのへんで 明日は、ルールブックで統一基準をつくるについてお伝えしていきます。
社会保険労務士の知識や企業の人事総務部門での実務経験を活かして「組織やチームの働きやすい環境づくり」のために、人事労務に関する問題を解決することを私のMissionとして掲げて日々活動しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。何かお役に立てれば幸いです。